見えないことと踊ること

障害を持った人とのダンスワークショップ。ほんとつくづく障害といってもそれぞれ。今日は視覚障害のひとたちと。見えないということは、当たり前のようにしていた「見て一緒の動きをしてもらう」ことができない!いわゆる振りうつしはできないということで。それはもう、最初の体操からどうしてよいのか。言葉で言い過ぎると説明が長ーくなってしまいつまらない。ペアでどこかをコンタクトしながら動くことはできるようになってきたけど、もっと踊ってみたい!という。いったん動きを言葉で言ったあと、その人の背中に回って動きをくっついてやってみる。何度かやると動きが伝染したみたいに、その人の身体のなかに移っていったか?そのあと、ひとりでも踊ってる!おおおおー。
見えないからと周りはつい心配して、ペアの動きとかにしてしまうけれど、見えないからこそ、1人で踊れたということは大事なことなのかも。あなざーわーくすの俳優陣のアシスタントも素晴らしいので、少しずつ安心して空間に出ていけるかもしれない。